嬉野茶(うれしの茶)の特徴

嬉野茶は葉の形が丸まっていることから玉緑茶(たまりょくちゃ)と呼ばれています。

また、「グリ茶」の名称でも親しまれています。グリグリとした丸い形状から名付けられたと云われていますが、グリ茶の語源については諸説あります。

製法の違いにより嬉野の玉緑茶には次の2種類があります。

◇嬉野蒸し製玉緑茶◇(うれしのむしせいたまりょくちゃ)

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お茶の葉を摘み取ったあとの最初の工程で「蒸して」作ることから蒸し製玉緑茶と名付けられています。「蒸しグリ」とも呼ばれます。

現在では嬉野茶の総生産量のおよそ98%を占めています。濃い緑色の色艶があり、香りが強く、味はさっぱりとしたコクがあり食中食後にごくごくと飲めるお茶です。また茶葉が丸まっているため煎がきき、何度でも淹れられるのが特徴で普段使いにピッタリのお茶です。

◇嬉野釜炒り製玉緑茶◇(うれしのかまいりせいたまりょくちゃ/かまいりちゃ)

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室町時代から500年以上続く伝統の製法で作られたお茶です。釜炒り茶(かまいりちゃ)と呼んでいます。こちらは摘み取ったお茶の葉を最初に「炒って」作ります。中国(明)から嬉野に直接伝わった製法のお茶でかつては唐茶(とうちゃ)とも呼ばれていました。
炒り葉工程では350℃~400℃に熱した高温の釜で一気に炒りあげます。これにより香ばしく喉越しの良いお茶が生まれます。

蒸し製玉緑茶と比較すると形状はやや大ぶりで丸みを帯び釜内で擦れることで生じる鈍い銀灰色の艶があります。水色(すいしょく)は黄金色で澄み、一般的な煎茶にはない釜香(かまか)と呼ばれる甘く爽やかな芳香を持つ独自性と希少性の高いお茶です。味は喉越しがよくすっきりとしています。コレステロ-ル分解作用もあり、こちらも日常茶としてお奨めです。蒸し製法のお茶よりも歴史は古く日本茶の原点とも言えるお茶です。徳永製茶(茶荘徳永)では代表や職人の手により計器類や機械をいっさい用いず、経験を頼りに昔ながらの製法で少量ずつ丁寧に仕上げを行っています。

 

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