徳永製茶では環境に配慮したお茶づくりの取り組みとして、これまでにマイクロプラスチックを出さない、環境と身体にやさしい土に還る素材を使ったティーバッグ商品の開発や事業で排出するごみの削減を行っておりますが、このたびもう一歩踏みこんで経営の「脱炭素化」にむけた取り組みを始めました。
茶産業は気候に左右される自然相手の産業です。九州では大雨による被害が毎年のようにおこるようになりました。2021年の嬉野の大雨の際は茶園を含む山間部での土砂崩れ、茶園の大切な表土の流失、茶園へ向かう農道の崩落など、その爪痕は現在でも残っています。
(追記:2024年6月現在でも復旧工事が行われています)
600年続く嬉野茶の伝統産業を守ることは地域の環境を守ることとイコールだと考えるようになりました。
環境を守るため、脱炭素化の具体的な取り組みのひとつとして事業で排出する二酸化炭素量の削減をおこないます。まずは事業を行ううえで工場や店舗、車両などから排出される1年間の二酸化炭素量(※1)を計測し、排出量の削減を行ってまいります。また、削減しきれない分につきましては、佐賀県が嬉野町、太良町に保有する県有森の保全活動を支援することで森林が吸収するCO2の量と弊社の事業で排出するCO2の量を相殺します。
〇プロジェクト名称
「多良岳・有明海の森」間伐促進プロジェクト
〇認定箇所および面積
嬉野県有林 19.27ha
多良岳県有林 49.27ha
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